安養院

新義真言宗 西林山安養院(長福寺)。 創建は鎌倉時代建長年間(1249~1256)頃、執権北条時頼が建立したと云われています。

千住では最古級のお寺です。 本尊は土中から現れたと云われている金銅仏阿弥陀如来坐像で鎌倉末期のものと思われます。

本堂は関東大震災後建てられたものです。屋根には宝珠をのせた宝形造りの建屋です。(四方、八方の隅棟が屋根の中央に集まる建築物。法隆寺の夢殿と同種の宝形作りです。)

山門の左には笠付角柱方庚申塔が2基あり青面金剛が刻まれています。

八代将軍徳川吉宗が鷹狩の都度安養院に立ち寄り休憩していた。葵の紋の使用が許されています。

 

境内には 昭和29年に建てられた松尾芭蕉の句碑があります「ゆく春や鳥なき魚の目は泪」。又樹齢500年の黒松が観音堂の左側に見られます。その他 病気平癒の御利益がある「かんかん地蔵」となりに「仲良し地蔵」が並んでいます。